ライトアップされた遊行寺へ

先日、ライトアップが行われているという遊行寺に行ってみた。

ライトアップは12月22日までらしい ということと、

寺の駐車場はライトアップ期間中は使用禁止のようなので、

遊行寺橋のそばに新しくできたタイムズの駐車場にポイントで停めてみることに。

スマホにタイムズのアプリを入れたらポイントが付与されたんだけど、

ちょっと前に中華街に行った時にはポイントを使うことはできなかった。

この遊行寺のタイムズはポイントを使って精算ができることはネットで確認済み。

 

駐車場は幸いなことにガラガラだった。

惣門から入り、いろは坂を上る。春は桜が見事なところだ。

久しぶりに来たなぁ・・・

 

けっこう人が来ている。犬のお散歩がてらの人も多い。

緩い坂をを上がると・・・

 

大銀杏だ!! やっぱり大きくて見事だなぁ。

いろは坂の反対側から撮影。今度、水彩画風に加工してみるつもり。)

 

【PS.】20241221

水彩画風に差し替え  QniPaintで加工

 

樹齢700年とも500年ともいわれ、藤沢市の天然記念物。

昭和57年の台風で1/3が折れてしまったそうだ・・・

まだ都心に住んでいた頃なので詳しくは知らない・・・

 

そして、真っ赤な楓(たぶん、かえで。)と一遍上人像。

実は、もみじもカエデも植物分類上は同じ種で、

葉の切れ込みの深さで呼び分けている。

カエデは「カエル手」が変化したもの。

 

遊行寺の正式の名前は、

藤澤山 無量光院 清浄光寺(とうたくさん むりょうこういん しょうじょうこうじ)

という音読みの寺なんだけど、遊行四代呑海上人が1325年に開山して以来、

遊行上人が住まわれるお寺ということで遊行寺と呼ばれているとのこと。

正月の箱根駅伝で「遊行寺の坂」と連呼されるので、全国的な知名度がある。

確かに、この坂の上りはキツイ・・・

 

遊行とは、僧が諸国をめぐり歩くことをいい、その一人に一遍上人がおられ、

遊行寺の宗祖と呼ばれていて、この遊行寺と関係がある上人だ。

一遍上人が遊行の途中、1282年に巨福呂坂から鎌倉に入ろうとしたが、

八代執権北条時宗(二度の元寇のときの執権)に鎌倉入りを阻されてしまい、

4ヶ月間、片瀬の浜に滞在し、念仏を続けたそうだ。

遊行寺開山前の出来事だけど、これが遊行寺との関係に結びついたようだ。

巨福呂坂は今は小袋坂と書くけど、北鎌倉から建長寺を通り過ぎて、

鶴岡八幡宮に向かう途中にあった切通しだ。

ここから鎌倉市中を通らず片瀬に行くには、大船まで戻って、

藤沢に向かい境川沿いに片瀬に向かったんだろうか?

そうすると、旧東海道沿いにある遊行寺に寄ることはできるなぁ。

 

そういえば、片瀬の諏訪神社下社の江の島よりに地蔵堂跡という碑があったなぁ。

このちょっと前の1275年に、元寇絡みで来日した蒙古からの使者5人を

瀧ノ口で殺したのも北条時宗で、そのお墓がある常立寺も近所にある。

(しだれ梅で有名)

この頃、今から740年前の鎌倉界隈は大騒ぎの街だったのだろう・・・

さてさて当時はどんな景色だったんだろう・・・

 

遊行寺の「龍」は相変わらず元気で、水を吐いていましたよ!! 

 

タイムズの料金支払いもスマホで簡単に終わり、

綺麗なライトアップを満喫した日となりました。