年を取ると相撲が好きになるようです。
若いころは「辛気臭いなぁ。さっさとやれよ。」って感じだったのですが・・・
その間に「生き様を感じる」ということなんでしょうかねぇ・・・
今日(2020年11月16日)の取り組み、宝富士、北勝富士の二力士は
いいと思います。「生き様」を感じます。いい相撲でした。
目立ちませんが、いい力士です。
大相撲には日本にあるべき精神的な何かが間違いなくあるように思います。
それが何か、哲学ですねぇ・・・
しかし、同じ「富士」がつく照ノ富士は、どうも好きになれません。
何が違うのでしょうかねぇ・・・
戦う相手に対する敬意、リスペクトを感じられるか・・・
お互い素手での戦いですから、武器を使う戦いの態度には嫌悪しますねぇ。
そんなことかも。
ハングリー精神が全面に出過ぎると引くということかもしれませんね。
以前、立ち合い前の顔を横に振る仕草がなんとも・・・
この嫌な感じの印象が強すぎて、いまだに応援する気になれません。
今、高安が勝ちました。あぁ、それでいい。高安、よくやった!!
琴勝峰も応援しています。横綱までいってほしい力士です。
翔猿は遅咲きですが、貴景勝に、今、勝ちました!!
翔猿のみなぎる闘争心は受け入れられます。
宝富士、北勝富士とは違うタイプですが、この力士も好きです。
頑張って欲しいと思っています。
大相撲がある日は、いつもこんな感じの心持ちになります。
昔、接待でお客さんを何回も国技館にお連れしました。
狭い升席に座ることもなく、ときどき酒を注ぎに戻り、
ひとり通路から見下ろす土俵。
まだこんな接待が続いているんでしょうかねぇ・・・
でも、接待とかで国技館に行けただけでも幸せでしたね。
筒井康隆の「走る取的」から得た力士の印象が
強く頭に刷り込まれている自分にまた気が付きました・・・