かみさんの要望で、先日、衣類乾燥除湿機なるものを購入しました。
今日は天気がいいので使っていませんが、その除湿能力には驚きました。
機械の下部にタンクがあるのですが、驚くほど水が溜まります。
洗濯物もほどよく乾き、なかなかいいんじゃないですか。
我が家では風呂場で使っていて、風呂の残り湯を排水してから使用します。
購入の検討段階では、かみさんはホース付きの製品にこだわっていましたが、
我が家のような単純な衣類乾燥であればホース付きは不要のようです。
タンクに溜める。これで十分でした。
驚くのは溜まった水だけではなく、冷風が出るという点です。
当然、温風が出て乾燥させるもんだとばかり思っていたのですが、冷風でした。
購入したのは、パナのF-YZU60という製品で、デシカント方式という
仕組みのものです。
高額の製品はコンプレッサー方式のようですが、デシカント方式はフロンガス
を使わないという点が好感を持ちます。
ゼオライトという乾燥剤に空気中の水分を吸着させて、水分が奪われた空気を
吹き出します。
吸着された水分は、ヒーターの熱で水滴となってタンクに溜まります。
突然「飽和水蒸気量」という中学で習う言葉を思い出しました。
「飽和水蒸気量」とは1㎥の空間に存在できる水蒸気の質量をgで表した
もので、空気中の飽和水蒸気圧は気温で決まり、この値を超える分圧を有する
水蒸気は安定して存在できないというものです。ウィキペディア参照
えらい昔、この話を聞いてびっくりしたことを思い出します。
今回、あらためて自然の法則とその発見者、さらには技術の進化に
敬意を表したいと思った次第です。