280兆円・・・

1990年のドイツ再統一(ドイツ統一は1871年を指すとのこと)に要した費用です。

2015年にベルリン大学の教授が算出した値で、旧東ドイツのインフラの修理、復旧に

支出した費用に、社会保障費用を加えた金額とのことです。

この社会保障費用は、280兆円の60%、168兆円で、旧東ドイツ国営企業の閉鎖

やリストラに伴い失業した人への給付や、保険料が未納付な人達にも年金を支給するとい

う事態から生じたとのこと・・・

 

1990年、東ドイツの人口は1611万人。西ドイツの人口は6325万人。

合計約8000万人。人口比は、1:4。

 

我が日本の隣国の「かの国s」。

「統一」とか騒いでいるが、果たして現実的なことなのか・・・ 思った次第です。

調べてみました。

 

調べてみると、かの国の産業研究院が2010年に「統一」の可能性に触れていて、ドイ

ツ式の統一を目指すことは、長い時間と膨大な費用が必要となると発表していました。

 

2017年、Nの人口は2549万人。Sの人口は、5177万人。

合計約7700万人。人口比は、1:2。 多い・・・。

「統一」なんかしたらなだれ込んできますよね。

もし、Nの親分がそのまま国をコントロールするのであれば、我が国にもSから押し寄せ

てきそうです・・・

Sの人達は、社会主義的独裁を受け入れられるのでしょうか?

 

GDPで見ると、旧東ドイツ1:2旧西ドイツ。N3:97S。当然、推計値です。

もの凄い差です。違いすぎますね。

 

ドイツの再統一から考えると、Sはとてつもない費用負担になり、共倒れも考えられます

ね。

社会保障の統一は、まず無理でしょう。

配給すら停止したNには、当然年金なんてないようですし、Sも大問題になっている年金

問題、高齢者対策の遅れからすれば、これ以上の悪化を望むような事態は考えられません。

社会保障が一元化できないということは、それぞれの人達の格差はさらに広がるというこ

とです。

 

格差があるということは、人々の自由な移動も制限されるはすです。

こんな状態は、100年経っても続くはずです。

 

あるサイトによりますと、

Nの軍人は、徴兵制で120万人もいます。予備役も入れると650万人ぐらいのようで

す。

例の高層ビル建設作業員も軍人らしいですが、国民の5%を占めています。

Sの軍人も66万人もいるので、合わせると200万人の軍隊です。

Sも予備役を含めると600万人ぐらいなるようです。合わせると1200万人です・・・

 

日本は31万人、中国は371万人、ロシアは337万人、USは236万人。

兵力のリストラをしないともたないですよね・・・

そうすると、荒れますね。間違いなく。

 

「統一」なんて、まったく現実的ではない というのが、結論になりました。

もう少し、現実的に考え、それぞれ適当に未来永劫やってもらうしかないですよね。

自由な行き来を認める程度が精いっぱいでしょうが、これはこれで大問題になりますし。

まさか、日本に負担を押し付けるつもり・・・

核兵器で脅す・・・ 

そうならないように明確なシナリオと舵取りが必要ですね。

 

もしかして、日本も、東と西に分断されていたかもと想像すると、ほっとします。