月のこと

用事で西の方へ泊りがけで出かけていた。

本当は月曜日に帰るつもりだったのだけど、

月曜日の朝、コロナのワクチン接種を予約していたのを思い出した。

危ない危ない。すっかり忘れていた。

それで日曜日に移動して、帰宅することにした。

 

途中、GT-Rをたくさん見た。富士でなんかイベントでもあったのだろう。

ところどころ渋滞・・・ 止まっているGT-Rのエンジン音がもの凄い。

 

西湘バイパスで大磯あたりまで戻ってきたところでまた渋滞・・・

しかし、フロントガラス越し正面に怪しい横長の平べったいUFOのような光が。

なに、なに?

 

月だった。ほぼ満月。たなびく雲がいい感じに月の大半を隠している。

しばらくするとほぼ満月が昇った。

こんなに月をじっくりと見るのは久しぶりだ。

満月はなんかいいねぇ。ワクワクする感じになる。

 

スマホで写真を撮ってみたけど、うまく撮れない。月の撮影は難しいことを思い出す。

アメリカの農事歴では10月の満月を Hunter's Moon というのだそうだ。

月の右横には木星が見えている。

 

最近、ホンダのCMで陽水の「東へ西へ」を耳にする。

陽水の声でないのはわかるけど、誰が歌っているのかは知らない。

 

中学生の頃だったかなぁ・・・ 懐かしい曲だ。2枚目のセンチメンタルだった。

「昼寝をすれば・・・」と声に出して歌ってみる。相変わらずヘタ(笑)。

確かカーナビの中に録音してあったような と思い、検索してみるとあった。

かけてみる。いろいろ思い出す・・・  久しぶりだ。

物語っぽいけど、難解な詩。けど、曲自体はすんなり入ってくる。

いろいろな解釈があるんだろうな・・・

 

「夢の電車」も「黒いカラス」も「東へ」も「西へ」も行くことはあるだろう・・・

でも「月が『東へ西へ』流れる」なんてことはない。月は必ず東から西へ行く。

 

なんて思いながら、突然、月と地球の関係が気になってしまった。

(物理的に月が動き回るという意味ではないことは分かっています。)

 

月は東から昇って、西に沈む。

たしか月は地球を中心にして北極から見て時計と反対周りじゃなかったっけ?

あれっ、じゃあ、月は西から東に動くんだよな・・・

渋滞にまかせて、いろいろ左手と右手とハンドルを使って動きを確認してみる。

ラクションホーンのボタンが地球。北極の上から見ているイメージ。

ハンドルの輪の部分を月が回る。月は右下から右上のほうに回っていく。

地球もクルクルと時計と反対周りに自転している。(コリオリで習ったなぁ)

あれれっ、こんがらがってきたぞ・・・

これは冷静に考えないと・・・

 

だんだん分かってきた。(遅い!!) 渋滞が気にならないぐらい集中した。

 

地球は1日で1回転する。これが自転。

日本の位置だと時速1500Kmぐらいで地球は回転していることは覚えていた。

 

月は地球の周りを29.5日かけて1回転する。これが月の満ち欠けに要する日数。

地球も公転しているので、

月の公転周期(27.3日)に+2日すると満ち欠けの日数になることを思い出した。

 

地球の自転のスピードのほうが月の公転より断然先に回ってくることになる。

月が公転し、特定の宇宙空間に月がいる場所を、

月を観察している地球上の場所が毎日追い越していくということに考えがいきついた。

これによって、月は東から昇って、西に沈むことになる。(ということとした・・・)

 

渋滞の中、なんか大したことではないんだけど、ひとまずすっきりした感じ・・・

太陽や星が東から昇り、西へ沈むのも同じ現象なんだろう。

 

だけど、家に帰って気になってネットで調べたら、

岩倉高等学校の森田校長が説明されているサイトを見つけた。

 

No.7「月が東から昇るのは」 | 岩倉高等学校 - 東京 (tky-iwakura-h.ed.jp) 

 

「そうか、これが答えなのか」と納得した次第。深謝。